綺麗な造形をしたいのに、上手くいかない…
フィギュアやスマホカバー、ドローンパーツなど造形精度を追求する3Dプリンターユーザーからは、「ノズルから垂直に樹脂が出ずに精密な造形ができない」「ノズルの付け根から樹脂が漏れてしまう」「ノズルが細い糸を引っ張ったまま移動してしまう(糸引き)」「橋脚部の樹脂が垂れる」など、さまざまな悩みの声があり、課題の解決方法が求められていました。悩みの多くはノズルにこだわらず、3Dプリンターに付属のノズルをそのまま使用していたり、ノズル取り換え時に1本100~400円程度の安価なノズルを使用しているユーザーの声でした。
簡単に綺麗な造形ができる3Dプリンター用精密ノズル“kaika”
テクダイヤのノズルはこれまで半導体や再生医療での採用実績があり、ノズルの品質こそが造形精度を決めることを知っています。そこで3Dプリンターユーザーの皆さまからのご意見と自社の金属加工技術を用いて、3Dプリンター用精密ノズル“kaika”を開発しました。ノズル屋独自の技術が盛り込まれた3Dプリンター用ノズルの特長は以下です。
①内部
先端部(図A)の段差を無くすことで抵抗を抑え、スムーズな樹脂の押し出しを実現。また内面(図B)を研磨することで、表面が滑らかになり樹脂とノズルの摩擦を抑制。詰まりを減らし、安定した綺麗な造形が可能になります。
②プリンターとノズルの隙間
プリンターとノズルの隙間を排除したオリジナル形状で、樹脂の漏れや蓄積を予防します。
③先端
端面面積を3D打印用に調整することで、細部への吐出と同時に“ならし”に最適な形状に。またノズルの末端から先端まで同心円状にあるため、樹脂がノズルから垂直に出て、積層痕が目立ちません。
造形精度はノズルで決まる!
安価な3Dプリンターであっても、良いノズルを取り付けるだけで装置の値段以上の造形を望めます。例えばマラソンとシューズ、クルマとタイヤの関係と同じく、道具の選定がベストでなければどんなに練習をしても、十分なパフォーマンスを発揮することが出来ません。だから、3D打印では「ノズル」にこだわって欲しい、とテクダイヤは考えます。
「光造形に迫る微細造形が可能になった」「ノズルの摩耗・詰まりが軽減されることで長寿命化し、交換の手間やコストも削減された」など、多くの方にご満足いただいています。今後、製品ラインナップや穴系のバリエーションも増やしていく予定です。
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